プログラマーからSEを目指す人達へ

システムやプログラムは新規で構築するほうが楽です。ある程度、プログラマーとしての素養、資質のある人であれば、他人のプログラムを修正するよりも、自分で書いていったほうが気分よく仕事ができることが多くなるでしょう。
それだけ、世の中には、わかりにくい、どうしょうもないプログラムがあふれています。その理由は、運用を軽視する組織の問題もありますが、もっと細かい現場の話としては、保守、保全、運用を意識していない書き方をしているからの場合も多くあります。
学校に通っているならば、あるいは会社に新卒で入社しているならば、1年前の自分の書いたプログラムと今の自分が書くプログラムを比べてどうでしょうか。格段に変わっているはずです。それは30歳を過ぎ、現役でいれば40歳を過ぎても、1年前の自分の生産物が恥ずかしいと思えることが、成長の証明でもあるから、当然のことです。
わかりやすいプログラムを書くことを、若い時から意識し、務めることは、他人のためではなく、自分のためでもあります。自分の後輩や部下は自分より能力が低ことを覚えておきましょう。わかりやすい配慮をしたプログラムを書く人は、自然に周囲の信頼を集めます。気持ちよく仕事ができる仲間が増えます。動くけれども、わかりにくい保守も保全もできないようなプログラムを書く人は、自然に疎まれることにもなります。
プログラムはコンパイラ、コンピューターにわかってもらうことは大前提ですが、それならば、バイナリで、マシン語で書くのが一番、効率がいいわけです。プログラム言語の発達の歴史は、人間に近寄せるための歴史です。人間が他人が読んでわかることが、仕事で書くプログラムで大事なことです。
今ならば、若い世代にお勧めの書物は、リーダブルコードです。昔はコードコンプリートを推奨していましたが、少々値段も高めですから、これの後に、さらに「プログラムの作法」「わかりやすいコード」を追いかける人は、購入してもいいかと思います。

リーダブルコード

平易な言葉で書かれていて、最初に読む、プログラムのお作法として、良書だと思います。

関連キーワード

関連ページ

花の建設 涙の保全
建設業界の言葉に、「花の建設 涙の保全」というのがあるそうです。新しく建設、建築されるものについては、お金、予算がそれなりに用意されいるのですが、保全、保守、運用といった面ので予算や経費は削られる傾向にあります。この弊害が出た事故の例はかなり多いでしょう。勿論、今後の専門家の調査などを待たねばなりませんが、2012/12におきた中央自動車道の笹子トンネルの天井崩落も、そのひとつと言えるかもしれませ
IT系学校に通う学生への手紙
そもそもこのシリーズは、SNSで現役のIT系の学校に通っている学生の質問に応えるために初め、その後は、ロートルおじさんの意の赴くままに書き連ねています。 昔であれば、上司が酒にでも連れていき、説教していたような内容が多くなっています。酒席は断る、あるいは嫌がる若者が多いでしょう、実際、仕事のあとの時間の使い方として、酒だけというのはもったいないでしょう。早く帰れたら、勉強だってしたいものです。
プログラマーからSEを目指す人達へ
システムやプログラムは新規で構築するほうが楽です。ある程度、プログラマーとしての素養、資質のある人であれば、他人のプログラムを修正するよりも、自分で書いていったほうが気分よく仕事ができることが多くなるでしょう。 それだけ、世の中には、わかりにくい、どうしょうもないプログラムがあふれています。その理由は、運用を軽視する組織の問題もありますが、もっと細かい現場の話としては、保守、保全、運用を意識して
ネットワークエンジニアを目指す人達へ
ネットワークの構築を主たるビジネスにしている会社に就職できた場合のことを書いておきましょう。 新規の構築、システム リプレイスが、やはり会社の花です。理由は、お金がたくさん取れるからです。一方、すでに構築されているシステムの場合は、まとまったお金が入るわけではなく、やや守りの色合いが強くなります。大きくは利益にならないけれども、保守、保全、運用を地味に続けることで、次の大きな受注を狙うという意味
何となくマトメ
運用しているオンラインネットワークゲームの会社だと、保守、保全、運用よりも、新サービスの実装、新機能の実装、リリースなどに、会社のリソースを優先して使います。品質テストとか、かなり優先度を下げることになります。高速道路と違って死人は出ませんし、金融系のシステムと違って、金融庁から営業停止命令もありませんが、あまりに手を抜き過ぎると、ユーザーに見放され、サービスとしては死にます。 世の中の多く